自己愛性人格障害の発症から自覚に至るまで
『自分には何でもできる』
『自分は周りの人間よりも特別扱いされるべき存在だ』
という事を信じて疑ってませんでした。

でも今振り返ると何1つとして他人より秀でたものがある時は無かった様に思います。

小学生の時はいじめられっ子で勉強の成績も中途半端、運動はからっきしダメ。

中学に入ってから急に人格が変わり上にの様な
『自分は何でもできる』
という様な万能感が芽生えた様に思います。

いじめられっ子から逆転して人の嫌がることをして喜ぶ様な行動に出だしたのも中学辺りです。

勉強も運動も積極的になり成績も学年トップクラスに位置する様になりました。

すると周りの人から褒められる様になります。

今までロクに褒められたことの無かった自分はこの周囲からの賞賛がものすごく気持ちよかったのを今でも覚えています

成績を上位キープして運動に励み、積極的な人格を演じてるだけで、親、友達、親戚、同級生全ての人間から賞賛される。

将来この様な大人に成りたいとか、自分はこの高校に進学したいとかそういう欲求とか夢は何もなく、ただ周りから褒められたい。認められたい一心で頑張っていました。

しかしそんな活動的な反面、自分よりも弱い人物をターゲットにしては正々堂々の喧嘩ではなく、陰湿なイジメを繰り返していました。

思うにこの中学時代くらいから自己愛性人格障害を発症していたのではと思います。

中学3年になる頃には完全に有頂天で周りが高校受験のため勉強している中、自分は特別な存在だから勉強なんかする必要なんて無いと本気で思っていて全く受験勉強をしませんでした。

結果、担任から太鼓判を押されていた第一志望、第二志望の高校に不合格。

予想もしていなかった第三志望の高校に進学することになりました。

その後、就職して自覚へと至るのですが

過去の記憶にアクセスしようとすると体調が悪くなるので思い出した時に溜めておいて自己洞察を別の記事にアップする事にします。

続きの記事で自覚に至った詳細を書いていきます。








そういう生い立ちを経て就職し現在に至るわけですが、一貫して思っていたのは
『自分は何でもできる』
『尊敬されるべき存在であり一般人とは違う』
という妄想です。

就職しても順風満帆で何も悩みの無い暮らしを送っていました。

ストレスとか悩みというものを感じたことが無かったので、そういう物は弱い人間が吐く弱音だと思ってました。

仕事でも順調に成績を上げて周囲から褒められやはり自分は特別な人間なんだという思いを強くしていきました。

この職場は自分がいないと成り立たないと本気で思い込んでました。

しかしそれらは全て妄想であり、実際の所は過去記事の脳内変換で書いてある様な事実が本当のことであり、自分の実力ではなく他人の力を体良く利用して搾取していたにすぎなかったのです。

何がキッカケで自己愛性人格障害を自覚できたかというと自分の場合は転勤です。

転勤する前までは体良く他人を利用し成績も順調だったのですが、転勤してそれが通用しなくなりました。

転勤して暫くすると眠れなくなり、その不眠が日に日に酷くなり、ついには一睡も出来なくなりました。

それから今まで自分を覆っていたメッキがポロポロと崩れ去っていきます。

今まで見下していた周囲の人間が急に怖くなり、ビクビクして仕事をする様になります。

自分の事に全くの自信が持てなくなって人を避ける様になって孤立していきました。

おかしいと思って精神科を受診し下された診断は、うつ病。

違う 

職場から逃げ出したくて、うつ病と診断されたいが為に病院に駆け込んだ。

うつ病という免罪符を求めて‥

『あなたうつ病じゃないですよ』

ってその時主治医に言われたのはっきりと覚えてます。

こんなに苦しんでいるのに何てヤブ医者だって絶望した記憶があります。


自己愛性人格障害者は他人の不調はどうでもよくて自分の身体の不調に物凄く敏感です。
 
私は今自分の身体に起こっていることが不安で不安でたまらなくなり、ありとあらゆる手段で調べ尽くしました。

その調べている中でたどり着いた結論が自己愛性人格障害です。

自己愛性人格障害者の特徴を1つ1つ調べていくと幼少期からの生い立ちから思考回路、被害者の声‥

全て自分に当てはまってました。

愕然としました。

何十年と生きてきて今まで自分が正しいと思ってきたことが全て妄想で、自分という人間は存在していなかった事を知った様に感じました。

文才が無く分かりづらいとは思いますがこれが私が自己愛性人格障害を自覚した経緯です。

ごめんなさい。